「ステルシングをされないためにはどうすればいい?」
「ステルシングを回避する方法ってあるの?」
性行為中に相手の合意に基づかずコンドームを外すステルシング。比較的新しい言葉ですが、被害に悩まれている女性は数多く存在しています。
ステルシングに関する知識や対処方法を知らないと、望まない妊娠や性病などの被害を受けるリスクが高まります。また、精神的に苦痛を味わうことにもなりかねません。
そこで大切なのが、ステルシングに関する知識を深め、事前に回避する方法を知っておくことです。
今回はステルシングから身を守るために、ステルシングを回避する方法や、被害にあった場合の対処法についてまとめました。
この記事を参考にしていただき、いざという時に危険から身を守れるようになりましょう。
Contents
そもそもステルシングとは
そもそもステルシングとは何なのでしょうか?
ステルシングとは、性行為の最中に、相手の合意なしにコンドームを外してしまうことです。
このステルシングの被害は多く、女性の3人に1人の割合で経験があるそうです。もしかしたら、この記事を読んでいるあなたも経験があるかもしれません。
ステルシングは国や地域によっては、違法とされており、今注目が高まっています。
女性側にとってステルシングは大きなリスク
このステルシングですが、どのようなリスクがあるのでしょうか?
ステルシングによるリスクは主に2つあります。それは望まない妊娠と性病の感染です。
まず、妊娠に関しては明白で、避妊器具を外してしまうために起こります。コンドームの避妊効果は約85%あるそうです。望んでできる赤ちゃんであれば喜ばしいことです。しかし、ステルシングで意図せず妊娠をしてしまうのは、女性にとって身体的にも精神的にも大きな負担となります。
次に、性病に関してです。
コンドームの性病の予防効果は95%。この予防効果は、最初から最後まできっちり、コンドームを装着した場合に発揮されるため、ステルシングをされてしまった場合は性病の感染リスクが高まります。
また、女性の場合、性病に罹患したことに気がつきにくく、放置すると不妊の原因にもなりかねませんので、大きなリスクとなります。
ステルシングを回避する方法
それではステルシングを回避するためにはどのようにしたらいいのでしょうか?ここでは、あなたができるステルシングの回避方法を紹介します。
不特定多数の男性に身体を許さない
始めに、一番重要なのは、不特定多数の男性に身体を許さないことです。
例えば、知り合って間もない男性や、身元がよくわからない男性と身体の関係をもつことはやめましょう。
ステルシングをされて、被害を受けるのは女性です。望まない妊娠をしてしまった場合、痛い目に合うのは男性ではありません。
一時の雰囲気や感情に流されず、しっかりと自分自身を守りましょう。
また、「そういう雰囲気になってしまうと、断りにくい…」と思う方もいるかもしれません。
しかし、一度の過ちで、痛い目を見るのは女性のあなたです。きっぱりと断りましょう。
あなたが信頼できる男性のみ男女の関係になる
先程の内容とも似ていますが、必ず信頼のできる男性とだけ、男女の関係になるようにしましょう。
行為をするということは、責任が伴うことです。何かあった場合に、この人なら必ず責任をとってくれるな、と思えるような人であれば、安心してもよいでしょう。
たとえば、共通の友人など横の繋がりがある人や、昔から知っている人などはステルシングをされにくい傾向にあります。です。
信頼できる人をパートナーにすることで、ステルシングを回避しましょう。
性愛前後でも避妊具がついてるか確認をする
次に、自分で出来る回避方法として、行為中や行為後でもコンドームの装着がされているか確認しましょう。
しっかり避妊器具が装着していることを確認できれば、ステルシングを心配する必要がありません。
行為に望む前と後には、自分でも必ず避妊器具が装着されているか確認しましょう。
避妊具なしの性行為を提案する男性とは関係を持たない
避妊器具なしの性行為を提案する男性とも、関係を持つのはやめましょう。
男性の中には、避妊器具ありの行為を好まない男性もいます。もし、断って理解してくれるのであれば良いのですが、あまりにしつこく提案をしてくるようであれば、その男性と行為を及ぶのはやめましょう。
そう言った男性は、自分の快楽だけを追求するタイプの男性です。ステルシングをされてしまう可能性があります。避妊器具なしの性行為を提案する男性と関係を持つのはやめましょう。
泥酔状態での性行為は避ける
また、泥酔状態での性行為も避けましょう。
酔っ払っている状態だと、注意力がなくなりステルシングに気がつかない場合があります。酔っぱらってしまうと、注意力がなくなるのは皆さん経験がありますよね?ステルシングをする男性は、女性のそういった隙を狙っているものです。泥酔状態での性行為は、避けましょう。
避妊薬(ピル)を服用して性行為をする
ピルを服用して性行為をするのも一つの方法です。
ピルを服用することで、望まない妊娠を回避できます。ステルシングでの妊娠回避のために、ピル服用もおすすめです。
ただ、避妊目的でピルを服用する際は、毎日同じタイミングで服用が必要であったり、効果が出るまでに一定期間かかりますので、注意をしましょう。
また、もう一つのリスクである性病に関しては、効果がないので注意が必要です。やはり性病の予防には、コンドームの装着が重要です。次に、ステルシングをする男性の特徴を紹介します。参考にして該当する男性と一夜を共にしてしまうことを回避しましょう。
ステルシングをする男性の特徴とは?
事前にステルシングをしそうな男性の特徴がわかれば、回避しやすくなりますよね?ここではステルシングをする男性の特徴を紹介していきます。ここでは、ステルシングをする男性の特徴を2つ紹介します。
遊び慣れてる男性
遊び慣れている男性は、ステルシングしやすい男性と言えるでしょう。
それでは、遊び慣れている男性とはどう見分ければいいのでしょうか?
遊び慣れている男性は、女性と一夜を共にすることを目的としているので、女性にその気があるかを探ってきます。また、デートの日にあなたが生理でないか、確認したりすることもあるかもしれません。
パートナーの男性が、あなたを大切にしているか見極めることでステルシングを回避することが出来るます。
セックス依存症の方など
セックス依存症の男性は避妊器具があるとオーガズムを感じられない男性も注意が必要です。
性行為は2人の関係を深める素敵なものですが、こういった男性は自分の快楽追求を目的としています。そのためステルシングにおよびやすいでしょう。
また、セックス依存症の男性の見分け方は、一般的に普段は自信がないのに、行為中は自信満々なことがあります。また、遊び慣れている男性同様に、会う日にあなたが行為をする気があるかどうか、探って来たりするでしょう。
自分だけの快楽を追求するような男性には注意しましょう。
ステルシングをされた場合の対処法
もし、ステルシングをされてしまったらどう対処すればいいのでしょうか?ここでは、対処法を2つご紹介します。被害を受けて、動揺してしまうかもしれませんが、あなたの体に関することなので落ち着いて対処していきましょう。ここでは、望まない妊娠と性病感染への対処方を説明していきます。
アフターピルを服用する
第一にするべきことは、アフターピルを服用することです。
アフターピルをご存じですか?別名「緊急避妊薬」とも呼ばれます。行為のあと、すぐであれば妊娠を回避できる薬です。
妊娠を回避できる一方で、行為後3日以内に服用する必要があるなどと期限があります。
そのため、ステルシングをされてしまった場合、まず第一にするべきことはアフターピルを服用することが言えるでしょう。
また、モーニングアフターピルは服用後に気持ち悪くなったりと、副作用がありますので診察の際に担当医からしっかりと注意事項を確認しましょう。
性病の疑いがあるなら婦人科などで性病検査する
2つ目に、もし性病の疑いがあるならば婦人科で性病の検査をしましょう。
性病を放置してしまうと、次のパートナーに移してしまったり、不妊などにも繋がる可能性があります。
ステルシングは女性の尊厳を侵害する行為
ステルシングは女性の尊厳を侵害する、卑劣な行為です。
実に女性の30%近く、経験があると言われているステルシングですが、望まない妊娠や性病などを及ぼす危険性があります。
女性の皆さんが、男性の快楽の追求のために、体を危険にさらしていいはずがありません。日本ではまだまだ認知度が低いステルシングという言葉ですが、他の国では犯罪とされ「レイプ」として重く罰せられる行為です。
皆さんも、ステルシングは卑劣な行為だと認識して、回避する知識や対処法などを理解しましょう。
まとめ
ステルシングの危険性について無知の状態だと、望まない妊娠をしてしまったり、性病をうつされる危険性があります。それを防ぐためにも、ステルシングに関する知識をつけ、対処する事が大切です。
特にステルシングを回避するポイントとしては重要なことは下記の3つです。
- ステルシングをしそうな男性(女遊びが激しそうなど)には気をつける
- 不特定多数の男性と性行為をしない。または数を減らす。
- 男性が避妊をしてくれるか行為中や行為後にも確認!
上記を意識するだけでも、ステルシングの被害は格段に減ります。しかし、気をつけても被害にあってしまうケースもあります。被害にあった場合、アフターピルを飲んだり、性病検査をして被害拡大を防ぐ事が大切です。
性行為自体は人と愛し合う美しい行為ですが、リスクはつきものです。今回の記事を参考にしていただき、自分の身は自分で守れるようにしていただけますと幸いです(*^^*)