ここ数年の社会の情勢で、新しい仕事の様式、生活様式は一気に定着していきましたね。テレワーク、リモートワークが導入されたという人も多いのではないでしょうか?
しかし、急にテレワークが始まっても、オフィスのシャキッとした雰囲気と違い、リラックスタイムを過ごす場所でもある自宅では、気持ちが緩みがちで、出社する時のような緊張感で集中して作業をするのが難しいと感じられるのではないでしょうか?
そこで、今回は風水の観点から、テレワークの集中力を上げる方法というテーマで、効果的な対策方法をお伝えします。
テレワークで集中できる風水を紹介
そもそも、テレワークで集中できない原因とは何でしょうか?
大きく分けて、次のような原因があります。
- 生活空間やリラックス空間と仕事の空間の気が入り乱れている。
- 間取りや方角、置くものの相性によって、気の流れ、空気の流れが澱んでしまっている
- 目的にあった風水術を活用しきれていない
これらの原因を一つずつ解消していくことで、自宅であっても集中力を発揮することができるはずです。以下で、テレワークで集中力を上げる間取りや、部屋に置くといいアイテムについて、紹介していきます。
枕の向きを東か北枕にする
まず1番に取り組むべきことは、寝室の枕の向きを整えることです。
「どうしてテレワークなのに寝室の風水?」と思われるかもしれませんが、実は、仕事の生産性や、1日の気分を決めるのは睡眠の質なのです。どのような気分で前日を終え、眠りにつくかによって、就寝中の気のチャージのされ方も変わってきます。
睡眠中に気を十分にチャージができることで、翌日の生産性は大きく左右されますので、睡眠は侮れません。
寝室の枕の向きは東または北にするのがお勧めです。
東は、エネルギッシュに活動したいと思うのであればおすすめの向きです。太陽が昇ってくる方角に枕を向けて寝ることで、エネルギーを取り入れやすくなります。上昇志向の強い人は、太陽のパワーを受けて成長していける方角である東向きを取り入れてみましょう。
北は、健康運を司る方角で、寝つきを良くしたり、疲労回復をしたい時におすすめの方角です。風水の考え方では、北から南に気が流れていると考えます。そのため、北に枕を向けることで、樹の流れに逆らわず寝ることができ、自身の気の流れも良くなるのです。
専用の仕事部屋を用意する
テレワークを自宅で行うのであれば、くつろぐ部屋や寝室などと、作業部屋は別に分けるようにしましょう。
部屋によって目的が分けられていると、それに応じた気がそれぞれの部屋に流れるようになります。
勉強部屋や仕事部屋であればすっきりとした気、リビングにはゆったりとした気が流れます。
その気をうまく混ざらないようにコントロールするのも、風水の考えを応用した間取りテクニックになります。
テレワークは、家で仕事ができ、家のどこにいても作業ができてしまうだけに、寝室やリビングにパソコンを持ち込んだり、起床後や休憩後にメールを見るだけのつもりが本格的に返信して連絡を取り合ってしまったりしがちですが、特に寝室での仕事は相性が悪いので、極力避けるのが良いでしょう。
部屋が狭い場合パーテーション等で仕切りを作る
部屋が狭く、別々に部屋を分けることが難しい場合は、パーテーションなどを使って仕切りを作ることをお勧めします。仕事用の部屋をきちんと設けることができなくても、部屋を区切るだけで差し支えありません。
区切ることにより、どこが家族との団らんの場で、どこが仕事に集中する場所かが明確になるようにしましょう。後述しますが、部屋を分けることで、その部屋の目的ごとの風水を取り入れられ、より効果的に運気をあげることができるようになるからです。
仕事部屋の方角は南西か北西
そもそも家のどの部屋を仕事部屋にするか考えている方もおられるのではないでしょうか?
仕事部屋は、南西や北西に位置する部屋を選ぶのがおすすめです。
北西は出世運と財運を高めるので、時代に負けずにキャリアを築いていきたいという、推進力や野望が高めの方にお勧めです。
また、南西はコツコツと仕事したい人向きですので、この社会の情勢でも安定して着実に仕事の成果を積み上げ、地盤を固めたい方にお勧めです。
寝室と仕事場は分ける
先ほども少し触れましたが、寝室と仕事場は別々にする方が良いです。
寝室にはリラックス効果、力を蓄えるために効果的な間取りを取り入れていく必要があります。
これに対して仕事場は、気力を活性化させ、力を発揮していくためのスペースになるようにコーディネートしていくことが必要です。
取り入れるべき風水の要素が逆になってしまうため、相殺されたり、それぞれの風水が干渉していい効果を生まないことがあるので、寝室と仕事場は場所を分けて、それぞれにあった風水を取り入れるようにしましょう。
観葉植物を置いて仕事運をアップ
観葉植物は、風水を考える上でとても手軽に取り入れられて、効果も絶大なアイテムです。
最近では手軽に観葉植物を購入可能です。費用に対して効果が大きいので、仕事運アップのためには、買って損はないでしょう。
観葉植物は、2つ以上置くと良いと言われています。
また、どの品種を置くかによって、期待できる効果が違うので、目的に合わせておくようにしましょう。
上にまっすぐ伸びるような、尖った葉っぱの観葉植物は、上昇志向を意味します。どんどんと仕事を盛り上げていきたい、攻めの姿勢で仕事に向き合いたいときには、積極的にお部屋のインテリアとして取り入れたいですね。例えば、サンスベリアなどがこれにあたります。
また、丸い葉っぱはリラックス効果があるので、こちらも落ち着いて仕事に取り組みたいときには良いでしょう。例えば、モンステラの葉などがおすすめです。
そのほか、スパティフィラムやクロトン、パキラなども運気を上げる観葉植物です。
机の向きを北か東にする
寝室の枕の向きも、北や東が良いと紹介しましたが、机の向きも、北や東に向けるのがおすすめです。
北向きの机は、集中力が発揮される効果があります。緻密な分析や製図などが必要な業種の方は、北向きのデスクで作業をすると良いでしょう。
また、東は、発想力を豊かにする効果があります。
クリエイティブな職種の方や、企画、立案が中心の仕事をしている人は、東向きのデスクがおすすめです。
習慣化すべきテレワーク風水!
ここからは、ぜひ日々の生活で習慣づけてほしい、風水的に良い作用をもたらす行動についてお伝えします。風水で運気を上げることは、間取りや部屋に置くものの方角といった大きなものを調整する方法だけでなく、普段の何気ない行動でも上げることができます。
どれも簡単なものですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
部屋の掃除で運気を上げる
風水というと、変わったアイテムを部屋に置いたり、模様替えをするイメージがあるかもしれませんが、実は、当たり前のことを当たり前にすること、つまり掃除を行き届かせることが全ての基本なのです。
良い気を取り入れようとあれこれアイテムを取り入れても、悪い気を溜めてしまっていては相殺されてしまいます。まずは、悪い気を発する元になるものを絶つことです。
具体的には、不要なものを売るなり捨てるなりして、手放します。また、必要なものであっても、それが良い気を発してくれるように、おくべき場所に戻し、ホコリを払い、丁寧に扱うことも大切です。
まずは、汚れているところ、散らかっているところに手をつけましょう。
こうした「掃除」は、エネルギーがマイナスのところをゼロに戻していく作業です。
それができてからは「掃除」ではなく「清掃」、つまり、散らかっていなくても、さらに心地よくなるために、メンテナンスとして、ホコリを払ったり、ツヤ出しのワックスで床を磨いたりしましょう。そうすると、運気はプラスに傾いていきます。
寝室や玄関の掃除はいつも清潔に
掃除をおろそかにしていい場所というのはありませんから、基本的に心地よく過ごせるようにどの場所も掃除は必要ですが、「特に力を入れて掃除すべき場所を強いていうならば?」という疑問に答えるとすれば、私は寝室と玄関の掃除をお勧めします。
寝室は先程もご紹介した通り、集中力、英気を睡眠中にチャージする、大切な時間を過ごす場所です。
玄関は、福や金運、人との出会いを迎え入れる場所です。
この2つに悪い気がたまらないように、十分に掃除をしましょう。
実際、成功者や経営者の方で、下積み時代には玄関のたたきを雑巾で水拭きするのが習慣だったという方は多くおられます。
デスクの上は常に整理整頓をする
デスク周りは、仕事中の集中力に直結しますから、整理整頓は必須です。
こまめに整理整頓をしましょう。
複雑な作業をしている時に、たくさんの物が置かれていると、今関係のないものに対しても、目に入った以上は気が逸れてしまいます。そうすると、無意識にマルチタスクのような状態になり、仕事の効率も落ちてしまいます。
必要のないところで、無駄に精神に負荷をかけて要る状態になるため、いわばいらない大きな荷物を積んだままトラックを走らせて、燃費が悪いと嘆くようなものです。
デスクの上には今取り組んでいる物以外は置かないようにして、作業スペースをきれいにしておくことで、心も頭もすっきりして、仕事運が上がっていきます。
定期的に換気をして悪い運気を排出する
何よりも大切なのは、換気です。時節柄、換気の重要性はみなさんもお分かりかと思いますが、風水の観点から見ても、換気はとても大切です。
どれだけ風水にこだわっていても、気は循環してこそ良い状態を保てるものですから、換気して空気の流れを作ってやることがとても大切になってきます。
テレワークをしていると、どうしてもやりとりをする相手からの情報や言葉を浴びたり、自分自身で感じる仕事のストレス、入ってくる情報などで負の感情を感じたりと、陰の気を帯びることが多くなります。
仕事をするときは着替える
よく、シーツをこまめに換えなさいと言われると思います。
シーツは寝ている時に悪い気が体の外に出されるので、こまめに洗って、気を浄化することで、次に寝るときにその悪い気を受けずに寝られるというわけです。
これは、服に関しても同じです。寝ている時に身にまとっていた服には、前日の疲れや、1日浴びた気が移っていることがあります。
ですので、仕事をするときはしっかりと着替えるということを心がけるのは、こうした風水の考え方からしても効果的なことだと言えるのです。
もちろんテレワークだからといって、流石に一日中パジャマのままでいる人はいないでしょうが、朝起きて着替える前にメールを見たり、プライベートなのか仕事なのかわからないルームウェアで仕事をしたりという人は、意外にも心当たりのある人は多いのではないかと思います。
着る服から、メリハリをつけていくことによって、集中力が格段にアップするのを感じられるはずです。
テレワークがはかどるアイテムをご紹介!
ここからは具体的に、テレワークが捗るアイテムを紹介していきます。すぐに取り入れられるものから、思い切って模様替えの時に試してみたいアイテムまで紹介しますので、ご自分に合うものを選んでみてください。
スタンディングデスクで集中力アップ
はじめに紹介するのは、「スタンディングデスク」です。
机というと、座って向き合うものというイメージが強いですが、最近ビジネスパーソンの間では「座らない机」が流行ってきています。
PCを使う作業は座りっぱなしになりがちです。さらにテレワークによって、これまでオフィスで部屋から部屋への移動や出張で、あちこち動いていた人も、一つの作業部屋で完結するようになってしまい、体を動かさなくなっているのではないでしょうか?
脳の血流という意味でも、体を動かさないことは集中力の低下につながりますが、実はスピリチュアル的にみても、体を動かさないことは運気の停滞につながってしまうと考えられています。
運を動かす=運動ですから、体を動かさずずっと縮こまって作業をしていると、運が動きません。
座らず立って作業をするだけでも、脳は活性化し、生産性は大きくアップします。
結果、金運、仕事運も好循環が回っていきます。
お香、アロマ、キャンドルなどの香りアイテム
目に見える家具やアイテムだけでなく、香りでも風水の効果を持たせ、運気をアップしていくことは可能です。
部屋の香りが心地よいと、気持ちも上向きます。
「アロマテラピー」という自然療法があるように、自然の植物がもつ香りの成分は、気持ちや体を整えてくれます。
お香、アロマ、キャンドルなど、香りを楽しむアイテムはたくさんあるので、好きなタイプを選んで取り入れてみましょう。
アロマには、それぞれの運気アップに効く香りというものが存在します。
金運には、財運、繁栄を象徴する柑橘系の香りがおすすめです。たとえば、グレープフルーツ、レモン、オレンジなどの香りです。
また、金木犀の香りもおすすめです。金木犀は「物事を最後までやり抜く力」を高めるのに効果的な香りです。テレワークは自宅で一人で作業するため、チーム感を実感しづらく、プロジェクトを最後までやり抜くためのモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
そのような方は、金木犀の香りを味方につけて、完遂する力を借りると良いでしょう。
また、仕事運をアップするには、「マンダリン」の香りがおすすめです。マンダリンは、落ち着いて物事に取り組む力をくれる香りです。気が散りやすい人や、失敗できない重要な案件を抱えている人は、マンダリンの香りを取り入れましょう。
収納ボックスなどでモノをスッキリさせる
散らかった部屋には、どんよりとした陰の気が、すっきりと整頓された部屋には、爽やかで陰の気を打ち消してくれる陽の気が流れます。仕事運を上げてくれるのは、いうまでもなく陰の気ではなく、陽の気です。
散らからずすっきりした部屋作りのためには、収納ボックスを活用しましょう。
おすすめの収納ボックスの素材は、木製や、布製がおすすめです。
プラスチック製の箱も良いですが、プラスチックには「火」の運気があり、衣類とは相性が良くありませんの。そのため、衣類を入れる場合は特に、木製か布製のボックスを使うことが重要です。
最も良くないのが、引っ越しや通販での購入の際の段ボールを、収納ボックスがわりにいつまでも使っているケースです。段ボールは紙製ですから、湿気とともに悪い気も吸ってしまいます。すると、せっかく収納して片付けていても、なかなか肝心の運気が上がっていきません。
段ボールを多用している人は、家の収納を見直し、収納ボックスの素材にこだわってみましょう。
運が上がる金属製の文房具をおく
金属製の文房具はラッキーアイテムです。
風水の考え方では金属類には「金」の運気があります。この金の運気を活用することで、仕事運をアップさせる効果があると言われているのです。
ダイレクトに仕事運アップの恩恵を受けるためにも、仕事でよく使う文房具に金属を取り入れてみるのがおすすめです。
たとえば、ボールペンや万年筆でも良いですし、ペンケースや名刺入れなどで金属製のものを使ってみるのも良いでしょう。
テレワークのNG風水
集中力を上げる風水もあれば、逆に避けた方がいい風水もあります。
ここまでの方法を積極的に複数試し、部屋や自身の気の流れ、回りが良くなっている人であれば、自然とスピリチュアル的なアンテナは磨かれ、風水の観点から合理的でないものは肌で感じる違和感となって、自ずと理解できる場合も多いです。ですので、ここでは仕事場面にシーンを絞って、どうしても避けて欲しいところを紹介します。
パソコンに付箋やメモをたくさん貼っている
タスクが溜まってきた時、急に電話などのコンタクトが入って連絡事項を言われた時、メモを取るかと思います。
その際に付箋はとても便利なアイテムですね。
サッと手にとれて、ちょうどいい大きさで使え、どこにでも貼れるので、忘れたくないもののメモには最適です。
良く見るところに貼っておくと、忘れにくいので、パソコンや手帳などに貼って管理する人もいるのではないでしょうか?
しかし、風水的に見ると、パソコンに付箋やメモをたくさん貼るのは、あまりお勧めできない方法です。
雑多な情報が集中力や気を分散させますし、紙は陰の気を吸い込んでしまうので、パソコンの電磁波と相まってその周辺の波動を乱してしまいます。
床に書類や物がおいてある
避けて欲しいのは、床に物があることです。空間を広く開けることは、風水に関してはとても大切です。
物が多いということは、気が澱み、うまく流れない原因になるということです。
また、床に物を置くと言うことは、そのものをぞんざいに扱っているということですから、床の物からは陰の気が発せられることになり、運気がどんどん落ちていきます。
特に気をつけてつけたいのは書類を床に置くことです。
紙類は、湿気だけでなく、悪い気も吸いやすいものと言えます。
そのため、できるだけあらゆる紙は、必要な分だけ持ち、不要なものは捨て、捨てられないものに関しては、目につかないように整頓して収納し、目隠しなどをしてしまうのがおすすめです。
風水の力で仕事の生産性をあげよう!
ここまで、風水の力を借りて、自宅を集中できる、仕事に向く空間にする方法をお伝えしました。
模様替えや間取りの調整まではできなくても、カーテンや観葉植物など、小物類で比較的すぐに取り入れられることも多くあることがお分かりいただけるかと思います。
まずはできる範囲から、お試しいただければと思います。
風水の力で仕事の生産性をあげる事で、会社からの評価が上がったり、新しい仕事の案件を引き寄せやすくなります。また仕事とプライベートのメリハリもつきやすく、仕事の疲れを残さなくなるのも魅力です。